2025年度 地球科学科外部評価について JABEE委員会 (2025/12/22)
2025年10月に地球科学科外部評価を実施しました。外部評価委員の皆様からいただいた貴重なご意見を、今後の学科の教育改善につなげてまいります。
評価項目およびご意見(抜粋)
1. 当学科の理念とカリキュラムの構成との整合性
理念とカリキュラムは整合しており,理念を実現するためのカリキュラムになっている
フィールドワークを豊富に取り入れた現場主義の地質教育カリキュラムを大変評価してるが, 令和7年度からの学部改組により,この学科が持つ強みと特徴に影響が出ることを懸念する
2. 当学科のカリキュラムの強みと考えられる点
フィールド学習を重視されてきたことを評価している
地元建設コンサルタントと連携した実践的な野外実習やDX教育は優れたカリキュラムであり, 長年地域との関わりを重視し,地元企業等と連携した教育を実践してきた地球科学科ならではの強みと認識している
3. 当学科のカリキュラムの弱み・問題と考えられる点
教員,施設とも充実していると感じるが,社会人(実務技術者)による教育機会が増えるとさらに良い
地熱・地中熱,地下水活用など,地下から得られるエネルギー資源に関わるカリキュラムの導入も検討の余地がある
4. カリキュラムの実施に十分な環境が整備されているか
施設や設備の整備状況は,カリキュラムを実施する上でおおむね適当である
5. 地質技術者の輩出という点で,当学科のカリキュラムが機能しているか
機能している
6. 地質技術者として働いている当学科の卒業生の強みや弱み
フィールドワークや実習を通じて得られた現場対応力に優れており,建設コンサルタントの実務への適応性が高い
フィールドワークを積んでいるので実務能力が高く即戦力となるまでの時間が短い。また、技術士取得率が高い
7. 当学科と似たカリキュラムを持つ他大学の学部や学科と比較したとき,当学科が持つ特色や独自性
野外地質調査技術の習得に代表される地質分野の教育に重点が置かれており,多くの卒業生が就職する専門就職先 (特に建設コンサル、行政技術職)で必要とされる能力を高いレベルで有している点
県内資源を生かし,地元と連携した教育内容を行っている点
8. 改組に伴うJABEEプログラム の内容に関して,不充分もしくは改善する必要があると考えられる点
業界をはじめとして社会から当学科に期待されているのは,プロフェッショナルの養成。教育内容は, より専門性を高め,高度な人材を輩出するようなプログラムになってほしい
改組後も引き続きJABEE認定プログラムを継続してほしい
9. 今後当学科のカリキュラムを変更する必要があるとしたら,どのような点であるか。 今後育成に取り組んでほしい(取り組むべき)人材像などについて
改組がスタートしたばかりだが,従来型の専門性に特化した学科編成への回帰を強く希望する
学際領域の学習や今回の改組の目的の一つである総合知の獲得といった観点は,就職後に多様な業務経験を通じて 興味や必要性を感じてから徐々に(或いは集中して)身に付けていく方がより効果が高いと考える。 大学で学ぶ期間(4年又は6年)は長いようで短く,その期間にしか得られない専門性をより高める方向で学ぶことが理学系, 工学系の大学で学ぶ価値と考える
DX化や三次元化が急速に進んでいる。このことから,実務技術者との交流やインターンシップの充実が必要
理科(特に地学)を専門とする教員や工業の教員が現場には少なく,生徒の指導に支障が出始めている。 島根県特有の学びや地域教育につながるカリキュラムの充実をお願いしたい。
people2025年度外部評価委員(50音順:敬称略)
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阿部 敦子 石倉 昭和 坂口 有人 和田 晶夫 |
島根県立松江南高等学校 校長 協和地建コンサルタント株式会社 代表取締役社長 山口大学大学院創成科学研究科 教授 株式会社ワールド測量設計 代表取締役社長 |