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edit 教育カリキュラム (2025以降入学生)

一人一人の将来を見据えた教育カリキュラム・研究指導

ディプロマポリシー(学位授与の方針)more_vert
総合理工学部ディプロマポリシーclose
人材育成目標(社会における顕在・潜在ニーズ、卒業生が身につけるべき資質・能力)

 現代の社会においては,新たな知の創出と知の活用による更なる科学技術の発展が求められています。 一方で,限りある地球を次世代に引き継ぎ,自然と共生する豊かで平等な社会を実現しなければなりません。 総合理工学部は,理学,工学の教育・研究を基盤に,従来の枠組みを超えた分野間の有機的な連携を図り, 文理融合と社会実装の視点を取り入れた理工学教育を推進することにより,幅広い視野を持つ高度理工系人材を輩出します。

目標としての学修成果(学修成果として見につく具体的な資質・能力の項目)

総合理工学部では,学士課程において以下に掲げる知識・能力を身につけた者に学位「総合理工学」を授与します。

  1. 【幅広い教養・豊かな人間性・自己理解】
    文理の枠を超えた幅広い教養の修得や文化・芸術への理解を通じて知的基盤と豊かな人間性を形成し,生涯にわたって主体的に学ぶことができる。
  2. 【情報収集・分析・論理的思考】
    論理的思考のもとで,さまざまな情報を収集・分析し,課題に応じて表現することができる。
  3. 【コミュニケーション・協働・社会参画】
    他者と対話しながら,問題解決のために協働し,社会に主体的に参画することができる。
  4. 【グローバル/ローカルなマインドとリテラシー】
    地球環境・地域環境や異文化・地域性への理解,高度な外国語運用能力をもってグローバル/ローカルな活動に参画できる。
  5. 【課題発見・探究・解決(社会実装)】
    現代社会の課題を発見・探究し,総合理工学における学修成果・研究成果を活かして新しい視点や発想で解決にあたることができる。
  6. 【価値創造(挑戦性,社会創造)】
    総合理工学の専門分野に関する確かな基礎力と応用力とを備え,文理の枠を超えた幅広い分野の見識を持ち合わせるとともに,社会のニーズに応じて, 修得した専門知識・技術を更に高め,分野を超えて主体的に学び続ける態度を身につけている。
カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)more_vert
学科カリキュラムポリシーclose

総合理工学部では,1年次より社会人としての教養,倫理観,思考力,語学力,コミュニケーション能力の涵養,初年次専門教育や自然科学系学部共通教育, 学科を超えた幅広い理工学教育を行い,年次の進行に伴って実験・実習・演習を多数取り入れた主体的学習能力の養成, インターンシップや海外就業体験などによるグローバル視野の育成を行い,さらに4年次には「卒業研究(地球科学科では卒業論文)」を必修科目として 専門知識・技能の集大成を行うとともに大学で修得した知識・課題解決能力・プレゼンテーション能力の最大化を目指すカリキュラムポリシーがあります。 教育体制においては指導教員のチューター制度や大学院生によるメンター・TA制度があり,また教育職員免許状・修習技術者・学芸員などの資格取得をも可能としています。 地球科学科では上記の学部カリキュラムポリシーに即した教育体制を整備し,さらにその教育プログラムは日本技術者教育認定機構(JABEE)の学科一括認定を受けています。

  1. 1年次には,地球物質資源科学概論,地球環境科学概論,自然災害科学概論を含む講義のほか, 地球科学フィールドセミナーや地球科学基礎演習,地質図学演習等の実習・演習を通して,地球科学の基礎を学びます。
  2. 1年次には,数学,物理,化学,情報科学等の講義・演習・実習を通して,地質学・地球科学に関する専門的な内容を理解し, 応用していくための自然科学,数学,情報技術に関する基礎的能力を修得します。
  3. 1~3年次には,多様な野外実習を通して,野外地質調査の方法の修得と調査結果を総合的に解析し,表現する能力を修得します。
  4. 2~3年次には,岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学,地史学・古生物学,堆積学,地層学,地球環境科学,自然災害学, 土質・岩盤力学,水文地質学等,地質学・地球科学とその応用分野の学際的な専門知識を修得し,それらを活用できる能力を修得します。
  5. 3年次には,地質学と社会との結びつきを学ぶ演習や,地域の地質を調査する実習,地質関連分野で活躍する技術者による講演の聴講等を通して, 地域社会に貢献するための基礎的能力を修得します。
  6. 3年次には,地質学・地球科学とその関連分野における社会の課題や要求に対して少人数のチームにより解決策を考える演習等を通して, 地質学・地球科学に関する広い知識と考え方を総合して,社会の諸要求を解決していくためのデザイン能力を修得します。
  7. 3年次には,地質学・地球科学と社会との結びつきに関する講義や,技術者に求められる倫理に関する講義等を通して, 科学・技術が人間社会および自然におよぼす影響・効果に関する理解力や責任など,技術者・研究者として社会に対する責任を自覚する能力を修得します。
  8. 3年次には,地質学・地球科学の研究成果や関連する技術に対する多様な価値観を理解する講義等を通して, 人類の抱える諸問題と人類の幸福について考え,科学・技術と社会との関係をグローバルな視点から多面的に考えていく能力を修得します。
  9. 3年次後期からは,学生自らが希望して地球物質資源科学,地球環境科学,自然災害科学のいずれかの分野を選択し, セミナーにおける論文発表等を通して専門分野の研究に対する理解を深めます。
  10. 3~4年次には,野外調査結果や卒業論文に関する研究成果の口頭発表,発表内容に対する質疑応答,調査報告書や卒業論文の執筆等を通して, グループで行動する協調性や,論理的な記述力,口頭発表力などを養成します。また,外国語の履修,外国語文献講読, 卒業論文要旨の英語による執筆等を通して,国際的に通用するコミュニケーション能力を修得します。
  11. 3~4年次には,多様な野外実習や卒業論文に関する研究等を通して,自主的・計画的な学習(知識と技術の修得)とそれに基づく作業と研究を行う能力を修得します。

地球科学プログラムが実施する技術者教育
プログラムが目指す「技術者」像

 島根県は自然環境に恵まれており,世界遺産である石見銀山遺跡,隠岐ユネスコ世界ジオパーク,島根半島・宍道湖中海ジオパーク, 山陰地方唯一の活火山である三瓶山,等の貴重な地質学的資源が豊富です。このような地質学の学修に適した環境を活かし, 本教育プログラムでは,地質学から社会のニーズに対応する環境や工学分野までを扱う21世紀型の融合的教育を提供します。 特に,野外での現象の観察と判断能力の育成に重点を置き,国際的にも通用する人材の育成を目指します。

 

 講義では,岩石・鉱物の性質と相互作用,資源の濃集過程の解明と利用,地球内部の運動学,地球環境と生物の変遷, 現在の環境変化の地球史的把握,自然環境の計測・評価,地盤や岩盤の諸性質の理解,自然災害の発生機構とそれに基づく予測など, 地質学とその周辺分野の幅広い内容を学習します。また,野外へ出かける複数の実習を通して,高度な地質調査技術を身につけます。 外国人を含む教員により,英語を用いた科学的文章の執筆やプレゼンテーション技術の習得に関する授業も行われています。 これらを通して国際的に活躍できる高度専門技術者の育成を目指します。

地球資源環境・防災科学人材養成履修モデル カリキュラム

学習・教育到達目標とその達成度評価(GEO-E2025C) Web版
教育改善の取り組み

 地球科学科では,学外の専門家による教育内容の定期的なチェック,学生による授業評価,関連業界からの要望などを踏まえ,学科の教育改善に常に取り組んでいます。

 例えば,2020年度に実施された外部評価における委員からの指摘に基づき,2022年度入学生から新カリキュラムを開始しました。 その中で,国際的に活躍できる人材の育成を強化するために「英語による論文作成I」を必修化しました。 また,卒業生の多くが就職する地質・建設コンサルタント業界で必要となる知識の修得のため,土質力学,岩盤力学,水文地質学の一部を必修化しました。

 

外部評価

 教育の方法・組織・環境・入学者選抜方法などに関して,学科独自に外部評価を受け,教育活動の点検と継続的な改善に繋げています。

 

学生による授業評価

 島根大学では,学生による授業評価アンケートを「何よりも教員の自主的な授業改善を目的としたものであり,個々の授業改善が積み重なることで大学全体の教育改善が組織的になされるという理念のもとに実施する」という考えに基づいて,平成16年度後期から実施しています。授業評価アンケートの結果は学内のイントラネットにより全学に公開されており,各教員により授業改善に活用されています。

 

学科同窓会アンケート

 卒業生による学科同窓会が組織され,数年おきに現在の学科構成員も交えた総会が開催されています(近年は隔年開催)。講演会・懇親会で会員同士の情報交換・交流を図るとともに,在学中の学生に対して企業説明会を開催し,地質学およびその関連業界への関心を高めてもらう活動を行っています。

 総会の際に、参加者の方に学科の教育方針・内容に関してのアンケートを実施しています。関連業界で活躍する卒業生の皆様から御意見を頂戴し、教育プログラムの改善に役立てています。