山陰地域における被害地震・津波・地すべり防止指定区域・平成25年における激甚災害の情報


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平成25年7月山口・島根豪雨による災害

■このページは、島根県津和野町と山口県萩市須佐付近で2013年7月28日に発生した豪雨による災害をデータベース化したものです。山口県と島根県の県境で大雨が降り、山口市で1時間あたり143.0mmという山口県内で観測史上最大・全国でも11番目の雨を観測しました。島根県津和野町では、津和野町では24時間での降水量が381.0mmという島根県内で観測史上最大の降水量を記録しました。この豪雨で山口県と島根県で合わせて確認されているだけで2人の死者と2人の行方不明者10人の負傷者が発生しています。またJR山口線で地福駅と徳佐駅の間の約6kmの区間で、阿武川にかかる鉄橋が少なくとも3箇所で流されたほか、盛り土が流されレールが曲がるなどの大きな被害が発生しており、西日本旅客鉄道によると復旧に一年以上かかる見通しです。


平成25年8月島根県西部豪雨による災害

■平成25年8月に島根県西部で起こった災害については,7月の山口島根豪雨に匹敵するような被害が確認されています。被害の中心としては,島根県江津市の沿岸部から内陸部の有福温泉や川本町までです。沿岸部では,国道9号線沿線で土砂崩れが起きており,内陸部では,江の川の支流である敬川や濁川での護岸の洗掘や有福温泉での洪水被害が目立ちました。人的・物的被害の状況については,9月24日において死者が1人であり,住宅被害において全壊が8棟,半壊が8棟,一部破損が39棟,床上浸水が198棟,床下浸水が602棟となっています(内閣府,2013)。JR山陰本線では,浜田駅から江津駅まで線路に被害が出たため不通となりバスによる代行輸送となりました。JR三江線については,江津駅から三次駅まで全区間運休となりタクシーによる代行輸送となりました。また鉄道橋1本が倒壊するといった被害もでています。浜田自動車道については,法面が一部で崩落したため一時浜田ICから大朝IC間が不通となっていました。土砂災害については,斜面崩壊が92か所と土石流が41か所の合計133か所となっています(大阪管区気象台,2013)。この豪雨による災害により島根県西部の各地では,通行規制がとられ道路などの復旧に時間を要しました。


■私たち島根大学汪研究室では、直接現地に赴き主に被害状況についての調査を行いました。災害状況の写真と降水量データと地すべり分布を載せています。 この災害を忘れないようにここに記録しておきたいと思います。


平成25年激甚災害データベースの利用方法

■はじめにやる事
まず、データベースはGoogle earth上に表示されるのでまずGoogle earthをダウンロードしてください。

>>Google Earth


続いて、
下記のブラウザ版もしくはダウンロード版の山陰災害データベース
をクリックしてください。


ブラウザ版
ブラウザで閲覧可能なデータベースです

>>ブラウザ版山陰災害データベース


※IE10,Google chromeでは、正常に表示できない場合があります。IE10の場合には、互換表示をオンにすることでご覧いただけます。Firefoxでは、動作確認済みです。

ダウンロード版
ダウンロード後、お使いのコンピューターで閲覧できます

>>ダウンロード版版山陰災害データベース


※開いたらリンクの先の灰色のDOWNROADをクリックしてください。

そして保存(S)をクリックしてください

その後そのファイルをGoogle earthで開いてください