school 入試
令和2年度4月入学の地球科学科の学生募集は,次のように行ないます(定員50名). 推薦入試 I は大学入試センター試験よりも前に行なわれます. 一般入試では地学以外の科目で受験できます.
入試情報は随時更新されています.入試の詳細およびお問い合わせに関しては,「島根大学 入試情報ページ」で最新の情報をご確認ください.
2020年4月入学の入試要項が公開されました(2019.07.12)。
アドミッションポリシー(入学者受入方針)
●求める学生像
地球科学科では,次のような学生を受け入れます。
- 地球科学科で扱う以下の内容を学びたい人
地球の生い立ちや地層・岩石・鉱物・化石,鉱床や石油等の資源の形成過程と利用,過去から現在の地球環境の移り変わり,自然災害発生のメカニズムと防災手法 - 上記の分野についての知識と経験を,将来地域社会を含む社会の中で役立てたいという意欲のある人
●入学者選抜の基本方針
区分 | 基本方針 | |
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一般入試 | 前期日程 | 【基礎的知識と思考力を重視】 大学入試センター試験及び個別学力試験(筆記)によって,理科や数学に関して優れた基礎学力や思考力を有するかを評価し,選抜を行います。 |
後期日程 | 【基礎的知識と思考力・表現力を重視】 大学入試センター試験及び面接によって、理科や数学に関して優れた基礎学力を有するか,また思考した結果を論理的に表現する力があるかを評価し,選抜を行います。 |
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推薦入試 I | 一般型 | 【思考力・表現力,及び主体的な学びの経験と将来への意欲を重視】 小論文及び面接によって,人物が優秀で論述力を有し,地球科学に対する熱意と適性があるかを評価し,選抜を行います。 |
地域貢献型 | 【思考力・表現力,主体的な学びの経験と将来への意欲,及び地域貢献への意欲を重視】 推薦入試 I(一般型)で求める力に加え,地域志向面接によって,地域貢献を強く志向しているかを評価し,選抜を行います。 |
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AO入試 I | 【思考力・表現力,及び主体的な学びの経験と将来への意欲を重視】 模擬授業,プレゼンテーション及び面接によって,人物が優秀で,地球科学に対する適性・熱意があるかを評価し,選抜を行います。 |
令和2年度入学者選抜試験日程
区分 | 定員 | 試験日 (出願期間) |
選抜方法 |
---|---|---|---|
AO入試 I | 5名 | R1. 10/5(土) [第2次実地選考] 出願: 9/2(月)~6(金) |
書類選考,模擬授業(質疑),授業レポート作成,プレゼンテーションと質疑,面接 |
推薦入試 I (地域貢献型) |
7名 (うち1) |
R1. 11/23(土) 出願: 11/1(金)~7(木) |
小論文,面接 (+地域貢献面接) |
一般入試 (前期日程) |
28名 | R2. 2/25(火) 出願: 1/27(月)~2/5(水) |
数学・理科から1,大学入試センター試験 |
一般入試 (後期日程) |
10名 | R2. 3/12(木) 出願: 1/27(月)~2/5(水) |
面接,大学入試センター試験 |
募集要項等の資料は,上記リンクの「島根大学 入試情報」ページをご覧ください.
令和2年度入学者選抜試験の実施教科・科目等について
※2 「数学」および「理科」の2教科から1教科1科目を選択して受験
[面接(後期日程)]
各志願者に対して数名の面接委員で約10分行います.
評価基準
地学(気象・天文を除く)及び関連分野に対する学習意欲,地学(気象・天文を除く)及び関連分野に関する経験・体験,主体性,論理的思考能力,理解力,適性を評価・点数化し,その合計点を志願者の得点とします. 面接の際,調査書の記載内容を参考とします. 学習意欲,論理的思考能力を評価するため,専門分野の基礎的な内容を問うことがあります.
平成31年度(令和元年度)入学者選抜試験実施状況
入学定員 | 日程 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学辞退者数 | 追加合格者数 | 入学者数 |
50 | 前期 | 28 | 49 (15) | 47 (14) | 31 (11) | 3 (1) | 1 (0) | 38 (10) |
後期 | 10 | 84 (21) | 24 (2) | 12(1) | 3 (1) | |||
推薦 I | 7 | 10 (1) | 10 (1) | 7 (1) | 0 | - | 7 (1) | |
AO I | 5 | 9 (1) | 9 (1) | 5 (1) | 0 | 5 (1) |
※( )内は女子の数を示し、それぞれ内数である。
本学科を受験するにあたって
地学は初めて勉強するのですけど大丈夫ですか?
大丈夫です.もちろん授業や実習の内容をしっかり理解しようとする姿勢は大切です. 地球関連科目は観察や実験の積み重ねによって専門を深めていく部分がありますが,力は自然とついてくるはずです. 少なくとも解らないことを調べ先輩や教官に積極的に質問するなど,主体的に取り組みましょう.
ダイオキシンや緑化,CO2問題に興味があるのですが?
これらの内容に直接関わっている専門家は本学科にはおりませんが,地球科学や災害工学を基礎学問として理解し,それらを環境問題に応用することは可能です. 例えば汽水域の炭素循環システムや地盤特性の解明,底質堆積物の分析,微化石による環境解析などは積極的に取り組むことが可能です.
自然災害とは具体的にどのようなものですか?
地すべりや斜面崩壊など地盤や岩盤の性質を反映する災害,火山活動や断層運動による災害,さらに地盤沈下なども含みます. これらの災害を考えるとき,私たちは単に地表の現象のみではなく,人間社会を含めた地球全体の理解が必要な時代に生きています.
化石について勉強したいのですが?
大型化石についてはなかなか難しい状況にありますが,有孔虫・放散虫や花粉化石など微化石については勉強することが可能です. またこれらは地史や古環境を解明するには非常に有効な手段です. 化石は地球システムを解明するための一つのツールですから,それ以外のこともしっかりと勉強することが大切です.