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public 専門教育 (学科共通)

  • assignment 地質図学演習
    授業の目的

     地形図,地質図の基礎を学び,地質図を描く様々な方法を修得する.

    授業の到達目標

     以下の2つを達成目標にします.

    1. 地球科学科の「学習・教育目標」の(A)における野外地質調査の方法の修得と調査結果を総合的に解析し,表現する能力を身につけること.
    2. 地球科学科の「学習・教育目標」の(C-1)における地球科学に関連する大学教養程度の物理学,化学,数学の基礎を修得すること.
    授業の内容

     室内で地質図を描いたり,読んだりするために必要な以下の地質図学の演習を行います。

    1. 地形の特徴,地形図と水系図 SDGs 4, 9
    2. 地質図の原理,地質境界線の描き方 SDGs 4, 9
    3. 地層境界線が閉曲線の地質図と断面図 SDGs 4, 9
    4. 路線地質図,垂直断層を含む地質図 SSDGs 4, 9
    5. 複雑な路線地質図,傾斜不整合を含む地質図 SDGs 4, 9
    6. 不整合面が傾斜した地質図,傾斜不整合と垂直断層を含む地質図 SDGs 4, 9
    7. 走向や傾斜が変化する地質図1 SDGs 4, 9
    8. 走向や傾斜が変化する地質図2と断面図 SDGs 4, 9
    9. 褶曲や断層のある断面図 SDGs 4, 9
    10. バスク法と見かけの傾斜 SDGs 4, 9
    11. 走向に斜交する断面図 SDGs 4, 9
    12. 断層の落差と地層の深度 SDGs 4, 9
    13. 走向・傾斜の求め方,地質図の読み方1 SDGs 4, 9
    14. 地質の読み方2と地史 SDGs 4, 9

    SDGs 4.質の高い教育をみんなに SDGs 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • assignment 地球の物理・演習
    授業の目的

     地球の諸現象の背景には物理法則が作用していることを,簡単な実験や演習を通じて理解させる.堆積物の級化や安息角,岩石密度,地下深部の静岩圧,地震波の伝播,地震や地球内部のエネルギーなどが物理法則に支配されていることを学習し,地球で起こっている諸現象の普遍性について修得する.

    授業の到達目標

     地球科学を学ぶ上での基礎となる物理法則を学習する.
    到達目標は:

    • ・地球の諸現象を認識する上で必要な物理量について理解している.
    • ・基礎的力学法則と地球の諸現象とのかかわりについて理解している.
    • ・波動の基礎的な法則と地球の諸現象とのかかわりについて理解している.
    (地球科学科の学習・教育目標C-1に相当する)

    授業の内容
    1. Introduction
    2. 物理量:岩石密度の測定実験
    3. 物理量:有効数字と誤差
    4. 圧力:水深と水圧の実験
    5. 力とその釣り合い:ガラスビーズ沈降実験
    6. 速度と加速度と力:実験のまとめ
    7. 摩擦力:砂山の安息角実験
    8. 摩擦力:実験のまとめ
    9. 摩擦力:ブロックスライダー実験
    10. 波動:光の屈折と反射の実験
    11. 波動:地震の走時曲線
    12. エネルギー:地震のマグニチュード
    13. エネルギー:放射壊変現象の基礎
    14. エネルギー:地球内部のエネルギー

    SDGs 4.質の高い教育をみんなに
  • schedule 技術者倫理
    授業の目的

    1. 技術者としての倫理、倫理観とは何かを理解し、専門職としての技術者のあり方を認識する。
    2. 技術者の立場、責任を理解し、これに基づいた行動を考えることができる。
     以上より、学習・教育目標(B)「技術者として社会に対して負うべき倫理を理解する」能力を身についける。

    授業の到達目標
    (達成度)

    知識・理解の観点

    1. 技術者が持つべき倫理観を認識し、専門職としての立場を理解できる。
    2. 技術者が負うべき責任について理解できる。

    思考・ 判断の観点

    1. 技術者の行動規範に基づいた行動を考えることができる。
    2. 具体的事象について、倫理的な問題点を指摘でき、それを解決するための行動を具体的に提案できる。

    関心・意欲の観点

    1. 科学技術の成果と表裏一体のものとして、技術の不正利用などの問題がる事を認識し、 その防止に技術者としての倫理観の必要であることに関心を持つ。
    2. 最近の科学技術の話題について、技術者倫理の観点から興味を持つことができる。

    態度の観点

    1. 正解のない科学技術における倫理的課題について、自ら考え、意見を述べることができる。

    技能・表現の観点

    1. 倫理観に基づいた技術開発における行動の基本を身につける。

    授業の内容
    1. 技術者の社会的責任と倫理
    2. 技術者の行動規範
    3. 説明責任
    4. 技術情報と知的財産権
    5. 内部告発
    6. 製造物責任
    7. 安全性確保・ヒューマンエラー・技術レベル
    8. 地質技術と技術者倫理
  • assignment 地質学と社会
    授業の目的

     地質学・地球科学に関する広い知識と考え方を総合して,地質学・地球科学に対する社会からの要請が何であるかを理解するとともに, 社会の諸要求を解決していくことが必要である.このような問題解決のための企画・立案・デザインの能力を養うとともに,演習として, 課題に関する調査・研究,作業報告書の作成,そしてプレゼンテーションという一連の過程を修得することを目指す.

    授業の到達目標

     これまでに学んだことを基礎にして社会の諸要求を解決していくための“デサイン能力”をある程度養うことを目標とします. したがって,地球科学科の「学習・教育目標」(D)(地域社会に貢献するための基礎的能力)および (E)(地質学・地球科学に関する広い知識と考え方を総合して,社会の諸要求を解決していくための企画・立案能力)の達成に不可欠な科目です. また,H(科学・技術が人間社会および自然におよぼす影響・効果に関する理解力や責任など,技術者・研究者として社会に対する責任を自覚する能力)と I(科学・技術の社会との関係をグローバルな視点から多面的に考えていく能力)への達成も期待できます.

    授業の内容

    ・「2022年度(公社)日本地すべり学会関西支部討論会」への参加

    ・ドローンを利用した調査やデジタル地質図の作成(DX教育)

    1. UAVによる空撮
    2. UAV空撮写真と点群処理
    3. Q-GISによる点群データの処理
    4. 地質図の三次元化
    5. 点群Web表示.同斜構造の3D地質図.

    ・業界説明会


    SDGs 4.質の高い教育をみんなに SDGs 15.陸の豊かさも守ろう
  • assignment 英語による論文作成 I
    授業の目的

     Scientific English I - Earth, a planetary perspective
    This course teaches subject based English using a simple, yet engaging introduction into earth and planetary science (no prerequisite in Earth Science needed). Students will listen to easy lectures on specific topics from a range of natural sciences with emphasis on understanding, reading and writing English in a scientific context.

    授業の到達目標

     The course puts its main focus on three aspects of language learning

    1. Listening - listen to easy and concise lectures on a specific subject
    2. Reading - information given during lectures is accompanied by easy and succinct textbook chapters
    3. Writing - students need to demonstrate comprehension, by writing small discussions, reports, descriptions, definitions and answering questions at the end of each lecture. Students will be exposed to the basic vocabulary needed for understanding and writing scientific texts in English.

    授業の内容

     Lectures are given on the respective subjects each week. A 20 min quizz is conducted at the end of each lecture. Notice, that all lectures + evaluation are given in English.

    1. Chemical Elements
    2. Planetary science
    3. The solar system
    4. Earth
    5. Atomic theory
    6. The periodic table of elements
    7. Thermodynamics
    8. Crystallography
    9. Mineral Chemistry
    10. Mineralogy - I
    11. Mineralogy - II
    12. Analytical methods in earth science
    13. Global biogeochemical cycles
    14. Kahoot
  • assignment 英語による論文作成 II
    授業の目的

     Scientific English II
    This course teaches students the basics of earth and environmental science using simple English. Students those who are not familiar with Earth and environmental science can also join. Some selected and interesting topics will be discussed in the lecture with emphasis on improving reading, listening and writing scientific English.

    授業の到達目標

     The course puts its main focus on three aspects of language learning

    1. Listening - listen to easy and concise lectures on a specific subject
    2. Reading - information given during lectures is accompanied by easy and succinct textbook chapters
    3. Writing - students need to demonstrate comprehension, by writing small discussions, reports, descriptions, definitions and answering questions at the end of each lecture. Students will be exposed to the basic vocabulary needed for understanding and writing scientific texts in English.

    授業の内容

     Lectures are given on the respective subjects each week. A 20 min quizz is conducted at the end of each lecture. Notice, that all lectures + evaluation are given in English.

    Scientific English
    1. Introduction
    2. Thermodynamics - II
    3. Phase diagrams
    4. Geochemistry I - major and minor elements
    5. Geochemistry II - trace elements
    6. Geochemistry III - isotopes
    7. Igneous petrology I
    8. Igneous petrology II
    9. Metamorphic petrology I
    10. Metamorphic petrology II
    11. Metamorphic petrology III
    12. Sedimentary petrology I
    13. Sedimentary petrology II
    14. Kahoot
  • explore 地球科学野外実習Ⅰ
    授業の目的

     野外での地層・岩石・地形・地質構造などの観察を通じて地質現象のダイナミクスを体感し地球科学諸分野への理解を深めることを目的とします.また資源採掘や土木対策工事現場等を見学し地球科学諸分野と産業・社会との関わりを理解することを目的とします.

    授業の到達目標

    (1)化石や岩石を含む多様な地質試料の産状と成因を理解できる.
    (2)トピック的な地質現象とその地球科学的意義を理解できる.
    (3)地球科学と産業・社会との関わりを現場見学や実体験を通して理解する.
    (4)これらの内容をレポートにまとめることができる.

     以上の達成目標は,地球科学科の学習・教育目標の(B)専門知識の習得・活用能力,および(D)地域社会に貢献するための基礎能力に対応します.

    授業の内容

     野外観察や現場見学を終日行います.年5回(場合によっては6回)実施します.松江を起点として日帰り圏内で観察される 地球科学上重要な地点やトピック的な現場をテーマとして設定し現地にて授業を行います. 近年の対象は以下のような項目です.

    1. ガイダンス,実習の注意事項など
    2. 石見銀山遺跡(鉱山開発と地質学との関わり)
    3. ゼオライト鉱山(資源採掘現場,凝灰岩の変質とゼオライトの形成,用途)
    4. 玉造温泉(玉湯町の地質,めのう,温泉利用)
    5. 斐伊川(たたら製鉄に伴う土砂採取の痕跡と川の現状)
    6. 琴ヶ浜(国指定天然記念物の鳴砂とその成因,環境保全)
    7. 山王寺地すべり地区(自然災害を生かした棚田づくり,各種対策工)
    8. 鰐淵鉱山周辺の地質(石油根源岩となる地層,火山活動と石油熟成)
    9. 石見銀山付近の断層地形(リニアメント,断層露頭,第四紀テクトニクス)
    10. 鳥取県日南町(周防変成岩,広域変成作用と接触変成作用)
    地球科学野外実習Ⅰの写真
  • explore 地球科学野外実習Ⅱ
    授業の目的

     地質学研究の基礎となる露頭観察-室内研究-地質図の作成のプロセスを習得し,結果を発表,レポートを提出する実際を習得することを目的とします.

    授業の到達目標

     数人のグループで地質調査を行い,データのとりまとめ,地質図,地質断面図の作成ができるようになること. 調査結果のプレゼンテーション,論理的な報告書の作成といったコミュニケーション能力を向上させること.

     地球科学科の学習・教育目標のA-1(多様な野外地質調査方法の修得と調査結果の総合的解析), A-2(野外地質調査等における安全確保と調査のモラル), D(地域社会に貢献するための基礎的能力), E(地質学・地球科学に関する広い知識と考え方を総合して,社会の諸要求を解決していくためのデザイン能力), F-1(論理的な記述力,口頭発表力,討論などのコミュニケーション), G-1(目標達成のため ,自主的かつ継続的に学習すること), G-2(与えられた制約条件の下で計画的に作業・研究を進め,まとめること)に相当するとともに, B(地質学・地球科学とその応用分野の学際的な専門知識を修得し,それらを活用できる能力), I(科学・技術の社会との関係をグローバルな視点から多面的に考えていく能力)の目標とも関連します.

    授業の内容

     地質調査の実際を習得するため松江市を起点としてほぼ半日行程の可能な地域を選定して,1週間前後の野外地質調査を行ってもらいます.帰学後は野外調査のまとめを行い地質図の作成を行います.

    1. 野外地質調査地域の選定
    2. 調査前の地質調査の準備と予備文献調査など
    3. グループ編成と調査計画の立案
    4. 調査のための地形図(1:5,000)の準備
    5. 地質調査の開始,代表的なルートによる地層の観察,岩石鑑定などの訓練を含む
    6. 調査と室内でのまとめ
    7. 岩石薄片の作成による岩石の同定,観察記載など
    8. 地質図,地質断面図の検討
    9. 露頭写真の整理,レポートの作成
    10. 調査結果の発表
    11. 発表に関する事後指導
    12. 発表の討論を受けて,図の修正
    13. 報告書の作成・提出
    14. 調査全体の自己評価の実施

    SDGs 4.質の高い教育をみんなに SDGs 17.パートナーシップで目標を達成しよう
  • explore 地球科学野外実習Ⅲ
    授業の目的

     普段は観察できない日本列島の地質,地質に関わる諸現象を実地で習得することを目的とします.

    授業の到達目標
    1. 観察場所の文献を事前に調べ,概要をまとめることができる.
    2. 現場において,岩石・鉱物・化石・地層・地質構造等の地球科学的な内容を記載することができる.
    3. 自らの観察結果に基づき,各地点の重要事項を整理し,文章・図・表として取りまとめることができる.
    4. 地球科学上有名な各場所の特徴を理解し,説明することができる.
    授業の内容

     約1週間にわたり全国各地の地質学上の重要な岩石・地層の露頭や鉱産地,自然災害などの発生地点をめぐり,現地での実習を行います.

    1. 全国の重要な地質学,環境地質学,自然災害などの実習地点の選定
    2. 実習地点の決定とコースの選定
    3. 実習地での学習内容の検討と予備調査
    4. 地形図,地質図,水文地質図,災害図などによる実習地の調査
    5. 日程の検討と旅行準備,現地での実習のための講師の依頼
    6. 参加者のグループ編成と実習地の学習内容の検討
    7. 予備実習内容の学習会での発表と資料のとりまとめと資料集の作成
    8. 実習の開始と現地での学習
    9. 実習により学んだ内容のまとめとレポート作成
  • explore 海外ジオエクスカーション
    授業の目的

     日本では触れることのできない,世界の地質や地形に触れ,地球科学に関する知識を深める. 外国訪問や英語でのコミュニケーションを通じて,参加者の国際性の向上を目指す

    授業の到達目標
    • ・ヒマラヤ山脈を構成する地形区分,地質帯について理解をする.
    • ・ヒマラヤ山脈の発達の歴史・山岳地形について理解をする.
    • ・英語で簡単なプレゼンテーションを行うことができる.
    授業の内容

     海外における実習のため実習地域の地質,自然環境について十分な知識を得てもらいます。また,歴史,国状,文化,言語などについても 理解を深めます。そのため受講生には出発前には十分な資料の調査を行い,学習会を行います。 現地では外国人研究者による実習指導を受けることもあり,この実習における問題点を明確とします。 グループ単位で学習内容をまとめた資料を作成します。

    事前のガイダンスを含め以下のように実施をします.
    (1) ヒマラヤでの学生実習に関するガイダンス (1時間程度)
    (2) 実習参加に関する注意事項の解説 (予防接種を含む)
    (3) 現地での実習 14日間
    (4) 事後学習 (レポートの作成)

    1. 実習地域の位置,地質概要の調査
    2. 実習地域の歴史,文化
    3. 実習の見学(巡検)ルートの設定と内容の吟味
    4. 実習地域の見どころの再検討と資料集の作成
    5. 実習前の学習会での発表
    6. 出発準備(旅券手配,航空券,場合によってはビザの取得)
    7. 入国審査における対応
    8. 現地での諸問題への対応
    9. 巡検コースにそって実習
    10. 現地研究者による講議
    11. 現地での実習報告会
    12. 帰国後に実習内容のまとめ(講義を含む)
    13. 帰国後の報告会
    14. 実習内容のまとめレポート作成
  • assignment 地球科学外国語文献講読 I・II
    授業の目的

    地球科学外国語文献講読 I
     各分野に関連する専門科目を英語で理解することが目的です。地球科学に関係する英語の学術論文や教科書を読解することによって, 専門分野の理解力・英語表現力を養い,専門英語が読みこなせるようになることを目標とします。

    地球科学外国語文献講読 II
     卒業論文に関連した専門科目を英語で理解することが目的です。地球科学に関係する英語の学術論文や教科書を読解することによって, 専門分野の理解力・英語表現力を養い,専門英語が読みこなせるようになることを目標とします。 卒業論文に関係した英語文献を読解することで,より深い専門的な理解と知識を得ることができます。

    授業の到達目標

     国際的に通用するコミュニケーション能力(英語の理解力)を身につける.研究等の概要を英語で説明できる. 論文等の要旨を英語で記述できる.(学習・教育目標F-2)

    授業の内容

     各分野で指定または担当教官が紹介した英語の文献を用います(地球物質資源科学,地球環境科学,自然災害科学のいずれかの内容)。 発表者は,あらかじめ英語文献を読んでプレゼンテーションの準備をしておき,口頭によって内容を紹介します (講座によっては,レジュメ・OHP・プロジェクタ等を用いて行う)。

     あらかじめ与えられた英語文献を事前に和訳し,内容を十分に理解しておかなければなりません。 分からない点は自ら関連文献等を調べ,それでも疑問な点については各分野の担当教官に質問し指導を受けて 必ず解決しておくことが必要です。
    15回の授業は輪番制で,順に発表および質疑応答を行います.
    発表者は,学生および教官から質問を受け,適切な応答を行います。不適切な応答や理解が十分でない場合には, 各教官からさらに専門的な質問またはコメントを受けます。準備不足や質問に適切に答えられない場合には, 発表のやり直しを求めることもあります。
     各回の発表人数を含め詳しい発表のしかたは各分野で異なりますので,分野の指示に従ってください。

  • assignment 地球科学セミナー I・II
    授業の目的

    地球科学セミナー I
     専門分野の基礎となる地球科学の内外の論文・教科書などの講読を行い,討議によって理解を深めることを目的とします。

    地球科学セミナー II
     卒業論文の基礎となる地球科学の内外の論文の講読を行い,討議によって理解を深めることを目的とします。

    授業の到達目標

    このセミナーにより,以下の能力を身につけることができます.また,このような能力が身につけられるよう,主体的に努力することを希望します.

    1. 論理的な記述力,口頭発表力,討論などのコミュニケーション能力
    2. 与えられた制約条件下で計画的に作業・研究を進めまとめる能力
    (地球科学科の学習・教育目標F-1,G-2に相当します)

    授業の内容

    セミナーは各分野に分かれて実施されます.それぞれ,以下の内容を含みます.

    地球物質資源科学分野
     地球岩石圏を構成する物質(岩石・鉱物・鉱石)の性質及びその相互作用、循環システム、地殻内部構造と運動学、金属・非金属鉱床・石油 などの地球資源の濃集過程の解明と利用についての研究.

    地球環境科学分野
     国内外の地層やそれに含まれる化石に基づく地球史・生命史の復元,それに基づく現在進行中の環境変化の把握と予測, 地層の形成過程の解明, 汽水域や内湾を含む海洋環境の評価,海岸平野や海跡湖の形成史とその保全, 土壌汚染を含む自然環境の計測・評価・保全技術についての研究.

    自然災害科学分野
     地盤・岩盤の諸性質の解明、それらの中の地下水挙動、斜面災害、火山災害、地震災害などをもたらす様々な自然災害のその発生機構、 及びそれらの予測や対策,内陸活断層および沈み込み帯の調査による地震発生過程の評価.

    具体的なゼミの内容は以下の通りです.

    1. ガイダンス
    2. 論文の講読(1)
    3. 論文の講読(2)
    4. 論文の講読(3)
    5. 論文の講読(4)
    6. プレゼンテーション準備: 発表スライドの作成(1)
    7. プレゼンテーション準備: 発表スライドの作成(2)
    8. プレゼンテーション準備: 発表スライドの作成(3)
    9. 発表リハーサル
    10. 発表・討論
    11. 発表に関する事後指導
    12. 他学生の発表・討論への参加(1)
    13. 他学生の発表・討論への参加(2)
    14. 他学生の発表・討論への参加(3)


    SDGs 4.質の高い教育をみんなに SDGs 15.陸の豊かさも守ろう
  • assignment 卒業論文
    授業の目的

     地球科学に関する履修の締めくくりとして,各分野において指導教員と協議して卒業研究を行い,その結果を論文としてまとめると共に発表を行います。

    授業の到達目標

     地球科学に関する研究を遂行して、口頭論文として発表が出来ること.(学習教育目標、B, E, F, G, H, I)

     卒業論文の具体的学習目標を以下の1~5とします.

    1. 地質学・地球科学とその応用分野も含めた学際的知識の習得と活用ができる.
    2. 卒論に関係した研究・作業を計画的に進めることができる(1ヶ月ごとに所定の形式による月間計画書と研究作業報告書を指導教員に提出する).
    3. 卒業論文の科学的・論理的記述,研究内容の適切な口頭発表ができる.
    4. 卒業論文の研究内容などの概略が英語で説明できる.また,卒業論文に英語の要旨を添付する.
    5. 学界の中での自分の研究の位置づけ,あるいは社会との関係を理解している.
    授業の内容

     地球科学に関して研究テーマを設定して1年間を通して研究を行います。 指導教員と十分に相談して研究をすすめ,論文の提出と口頭での発表を最後に行います。

    1. テーマの選定,指導教員との協議
    2. 研究テーマの実施について年間計画の作成
    3. 関連する問題や必要な論文の講読と調査
    4. 実験や調査の開始,実施
    5. 調査結果のまとめ,論文化
    6. 論文の提出
    7. 口頭での発表と質議応答

    SDGs 4.質の高い教育をみんなに SDGs 15.陸の豊かさも守ろう

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